つまづかない生き方などないから
自分のやりたいように生きることってなんて難しいんだろう、と。
単純で単純で、単純なのに。
自分でやりたいようにやればいいだけで、それだけでいいのに。
生きてきて大事なものって何だろうっていつも分からなくて、
やりたいと思える仕事が見つからなくて、
好きなことはみんな仕事につながらなくて(悲しいことに)、
それでもお金を稼がなくてはいけなくて、
生きていかなくてはならなくて。
いつも自分には足枷がある気がしていたのだけど
それは自分が思い込んでいただけで、そうじゃなかったのかもしれない。
ありきたりな日常には幸福を感じる。
居心地が良くて失くしたくないよね。
分かっているけど、たまに感じる虚しさを何かで埋めたくて
探してみたけど答えが見つからないまま。
日本で当たり前に受けられる義務教育から、小学校中学校高校大学就職
全部ストレートに休まず、つまづかずに生きてきた。
どの学校に行くかという悩みや就活の苦しさは味わったけど、
何とかやってきて、みんなと一緒に同じ方向を向いて歩いてきた。
でもいい子でいることに疲れて、もはや誰にいい子だって思われたいのかも分からなくて
全部分からなくなって、もう全部捨ててしまいたくなって。
それなら、死ぬくらいなら、見たいものを見に行こうと日本を出てみた。
自分がどれだけ小さくて役立たずで、誰も私に期待していなくて。
地球は美しくて、人はみんな優しくて、たまに変な人がどこの国にもいて。
そんなものだと、思えた。
それでいいのかもと、今は思える。
生きる意味なんてなくていいのかも。
終わらない夢や現実がどうとか、遮るものに囚われていたけど